【観劇レポ】舞台 信長の野望 大志 〜最終章〜 群雄割拠 関ヶ原
こんにちは。ふかです( ¨̮ )
『舞台 信長の野望 大志 〜最終章〜 群雄割拠 関ヶ原』を観に行ってきました!
めちゃくちゃ楽しかったので、ちょっと感想とかレポとかをまとめてみたいと思います✍️
ちなみに私は、『信長の野望』というコンテンツに触れるのは今回が始めてです。
※ゲームはおろか過去舞台も未履修で行ってきましたので、読んでいただく際はご注意を…!
また、以下は作品名を『のぶやぼ』と略させていただきます🙏
※今回私は、松島勇之介さんが演じる真田幸村を観たくて足を運びました。ですので、感想が真田幸村を中心に織田信行陣営が多めになっております。
※ガッツリネタバレを含みます。劇中のセリフなどは、各side一度しか観ていないためうろ覚えの部分がございますのでご了承ください。
side 織田 紅血
◾︎織田信長、器マジででっかくない…?
家康も秀吉も光秀もみんなまとめて許すというか、助けようとしてるというか…とんでもない包容力
◾︎死後、信長の勘違いで勝手に振られる柴田勝家
お市「髭が無理」
謙信「同じ男として、居ないところで振られるというのは最悪でござりまする」
↑客席大爆笑
◾︎2幕で信長のところに家康と秀吉がやってきて、「自分はここで腹を切るから、家臣たちだけは許してやってほしい」のシーン
「主であり盟友を死なせたくない」気持ちと、「主がそう言うならそれを汲んで従うのが家臣」っていう気持ちの揺れがしんどい…。
こういう…「幼い頃から兄弟のように育ったけど大人になった今は主従関係」みたいなのに弱いんですよ…😭
◾︎そして全員受け入れて連合軍を作り上げる織田信長、やっぱり器が極大
side 明智 紫炎
◾︎信行陣営全員マジで好き
作品問わずヒール役が大好きなので本当に最高でした…特にああいう、共通の信念というよりは各々の目的のために集まってる感じの敵組織本当にたまらないです…🙏
◾︎霞、頭撫でられがち
信行→頭ポンポン
幸村→頭ワシワシ
霞ちゃん、ちょっと1回でいいからそこ代わってもらえる????
◾︎信行陣営で現代の記憶もってる組しか分からない話始めたときに、置いてかれてキレる戦国組(主に林通具)が可愛い
→林が霞のこと「訳分からん女」みたいに言ったとき、「ちょっとォ!霞はくノ一って設定だけど…」って言っちゃう幸村と「設定」が意味分かんなくてキレる林通具 is 可愛い
→からの霞・幸村・政宗で肩組んでおちょくられ、キレる林通具 is めっちゃ可愛い
常に大人たちを小馬鹿にした感じ。「戦国舐めてんの??」って思われる感じの言動。ずっと楽しそう。but めちゃくちゃ強い。
◾︎ことあるごとにおでこをくっつける信行様
可愛いと思うじゃん?めちゃくちゃ狂気じみてんのよ…(好き)
洗脳みたいに言い聞かせるとき、相手の後頭部に手を回して引き寄せて、おでこをくっつけて超至近距離で諭す
→幸村が「お市の兄って信長じゃないの?」的なこと言ったとき、長身の幸村の頭ガッツリ引き寄せて「市の、兄は、儂じゃ」って言うところがとても良い
(ここだけおでこコツンの用法が他と違うんですよね…その違和感が信行→お市の執着心の異常さを際立たせてとても良いなと思いました…🙏)
◾︎ことあるごとにお顔の距離が近い信行様
可愛いと思うじゃん?めちゃくちゃ狂気じみてんのよ…(大好き)
光秀の耳元で話しかけるところとても刺さりました🙏🙏
side 織田・明智共通
◾︎冒頭、足利義昭のところに「織田と、織田じゃない方」がやって来て、どっちと先に会うか〜のところ
メタいネタって結局めっちゃ面白いんですよね
side 織田にて…義昭が「織田じゃない方」選ぶ
↓
顕如「駄目!!っていうか無理!!」
義昭「無理ってなんだよ!!…もう分かってるよ!!だってさっきここ(紗幕)にデーンと出てたからね!!(OPにて、「side 織田 紅血」ってバッチリ出てた)」
顕如「だめだめだめ言っちゃだめ!!!!」
side 明智にて…義昭が「織田」選ぶ
↓
顕如「決めてください。織田か(右手を前に出す)…織田じゃない方か(左手を前に出す)…!」
(義昭が悩んでる間、ずっと左手を前に出し続ける)
義昭「……ぅぅぉ織田?」
顕如バチ切れ
義昭「どっちか決めろって言ったから決めたんだろうが!!分かってるよさっきここ(紗幕)にデーンと出てたからね『織田じゃない方』って!!(織田と同様、タイトルバッチリ出てた)」
顕如「だめだめェ!!!!織田じゃない方に一票!!!!!」
義昭「織田に一票!!」
(声をかけに来た小姓役?の人に視線が集まる)
小姓「……織田じゃない方に一票」
顕如「良ォおし!!」
※ちなみに、「織田じゃない方」では織田信行が来ました
結局織田だったな…(私の記憶がおかしくなってるだけで、「信長か、信長じゃない方か」だったかもしれない)
◾︎信長、信行が帰るとき、「何を成すか」みたいな問いかけをする顕如が戦闘力高めでかっこいい
信長→数珠を握りこんだ右拳を真横に突き出し、右腕で信長の進行方向塞ぐ
信行→右手人差し指で信行の胸を指して正面から止める&顎クイからの数珠を巻いた右手の甲で頬を軽くペシっと叩く
⇒さっきまでギャグ担当してた方とは思えない気迫🙏
→「邪魔よ」って割って入ってきて、「織田のためには祈るまいと思うておりましたが、どちらも織田ではどんぐりの背比べ」のシーン
腕捲って錫杖を右手で握り、左手で祈るポーズの強キャラ感…
余談ですが、(本願寺顕如みたいなタイプのおじさんキャラめちゃくちゃ好きなんだよなぁ…この俳優さんこういう役多いのかな…ギャグ絶妙でめちゃくちゃ上手いな…)と思っていたら、以前観に行った『遠慮ガチナ殺人鬼』というお芝居でもめちゃくちゃいいキャラのおじさんやってました。
この方が演じるギャグ、ほんと大好き…吉田宗洋さんをみなさまどうぞよろしくお願いいたします(?)
◾︎女性陣が可愛すぎる&美しすぎる
まじで全員可愛い&美しいんですよ…🤦
そしてなんていうか…気高い。めそめそしてない。物理的にも精神的にも強い女性キャラ大好きなので、本当に全員素敵でした
◾︎宗久様、お橋、お焦々のトリオがおもしろ可愛い
お笑いのなんたるかを心得ている宗久様&お橋ちゃんと、天然わんこなお焦々くん🐶
◾︎勝家「鉄砲なんて当たらんと思えば当たらん」
「されど変わらず、チート感は否めない。」
政宗は武器も中二感強めなんですよ(一見普通の刀だけど、中心から真っ二つに分かれて二刀流みたいになる)
当方中二病オタクなのでシンプルに「カッケェエ!!ヾ(°∀° )/」って沸いてました
◾︎愛姫めちゃくちゃ辛い(side明智だと特に)…
政宗の変わりよう(現代の記憶が宿ったため。愛姫からは急に人が変わったように映った)とか、酷な命令を受けて動揺してるに決まってるのに、しっかり己の役目を遂行する愛姫…めちゃくちゃ強い…政宗のこと本当に想ってるからこそ遂行できてたんだろうけど、本当に想ってるからこそ見てて辛かった…
でも、カテコとか楽屋写真の政宗と愛姫はめちゃくちゃ仲良し🌸
25日ソワレのカテコ、位置的にちゃんと見えてなかったけど、舞台中央あたりで凄く仲良さそうにしてた気がする
◾︎佐竹義重の丁度いいクズ感
「勝てそうな方の味方をする」って言うのを、チキってやるのではなく本気で勝つためにやってるタイプ
→家康側に付いたけど、信行の方が望みあると思ったら速攻で寝返る
島津もだけど、義理で一緒にいるんじゃなく、目的のために一時的に協力しているに過ぎない関係性、大好きです
◾︎佐竹義重は姿勢が常にめちゃくちゃ悪いのも推せる。ひと目でわかる「敵キャラ」「毒属性」「闇属性」感。
あれで強いんだからオタクが好きに決まってるじゃん!!
ちくしょう!めちゃくちゃ好きだわ!!ああいうキャラ!!
◾︎上杉つよすぎ問題
本当に鬼神だった。死なないし強いし、そのうえ戦いの中で覚醒するタイプ(後半は銃弾を見切り、至近距離でも刀で弾けるようになる)。
◾︎霞のピンチに颯爽と現れる幸村のかっこよさ
謙信が無双化して、松永久秀を斬ったあと、霞に向かってゆっくり歩いて行くところで現れる幸村
男前かよ…🤦
霞「幸村ぁ!(泣)」
幸村「戦場では『様』を付けろ」
霞「…さまぁ(泣)」
(幸村、霞の頭ワシワシ。霞も満足気ににっこり。)
“可愛い”の空間出来上がってんな?
◾︎三成と戦っているときの林通具、三成の背中とった時に口の動きだけで小さく「もらった…」って呟くの最高&最高
◾︎ことあるごとに声がデカい幸村が良い
「ぃよいしょぉおお!!」
「るぁあああ!!」
「政宗ェエ!!」
「霞休むなァ!!」
「ゴリラ…くたばっただろうがァア!!」
※幸村役の松島勇之介さんは、声がデカいことで有名です。
私は前方の席だったこともあるかもしれませんが、マイク入ってないところでも幸村の声めちゃくちゃ聞こえてきました。発声素晴らしすぎる…👏
◾︎真田幸村は真田幸村であることに誇りをもっている感じが推せる
真田幸村として生まれたことに喜びを感じているし、真田幸村であることを楽しんでいる感じ…伝わってくれ…
◾︎隙あらば林通具のことをおちょくる真田幸村
→林が信行に話しかけたとき、信行がスルーして別の人に話しかける→指さしてめちゃくちゃ笑う幸村
◾︎「考え方の古い人たち」を心から馬鹿にする幸村
・林通具のことも一応先輩であることは認めたうえでめちゃくちゃ馬鹿にしてる
・対 丹羽・慶次郎戦「現代の戦争はもっとスピードが速い」
・対 家康・秀吉戦「あんたら、平成平成言ってるけど、実は生まれは昭和じゃね??笑 世代一個分体力違うって感じ笑笑」
⇒新しい形の連合を謳う信行陣営に付くのが納得のキャラクター
現代にいるときも「年功序列」とか大嫌いだったんだろうな…
◾︎政宗と仲良し幸村
政宗からは「陰キャ」のオーラが、幸村からは「陽キャ」のオーラがほとばしっているんですよ
多分、現代だったら知り合わないだろうし、職場とかで知り合ってもそんなに仲良くならなそうなタイプ(イメージ)
そんな2人が「令和の記憶をもって戦国時代に立っている」っていう共通点のもと、新しい形の連合を謳う信行陣営で仲良く戦ってるのって、なんか物凄いことですよね…
◾︎シリアスめな長話を、つまらなそうに聞いている真田幸村と霞の顔がシンクロしてる(☜可愛い)
◾︎25日ソワレ カテコ
幸村:袖から出るとき、サッカーのパントマイムで霞にボールパス
霞:客席に向けてシュート
二人:霞が蹴った方向目で追って、「ゴール!!」って喜ぶ
☞“可愛い”が過ぎる
◾︎座って話聞いてるとき、槍をくるくるして遊んでる幸村
→この仕草の「この作品における真田幸村感」やばくないですか????
こういう、ストーリーには直接の関わりがないちょっとした所作でキャラクター感出してくる役者さん本当に好き…
のぶやぼ初見の人間が何言ってるんだって感じですけども…
◾︎幸村の足がとてもよい
足を前後にずらす立ち方が美しいし、槍を構えるときはしっかり重心を落とすところが最高
余談:槍使いみんな槍短くない?
→大人数で殺陣するから、ぶつからないようにあえて短めにしてるのかな?短いと振りにくいだろうに、みんな凄い…と思ったら、幸村が使ってた大千鳥十文字って全長185cmしかなかった(槍の中だとかなり短めな気がする)んですね🤔
松島さんは長身なので、槍のサイズと身長がほぼ変わらないわけか…
ちなみに、真田幸村本人は当時の平均身長(157cm)より小さめだったらしいです
◾︎みんなあの履物であんだけの殺陣やれるの凄すぎ
滑りやすそうにも見えるし、いくら固定されてるとはいえ、雪駄風の履物ですよ?本当に凄くない?
◾︎最後、宗久様に「宝石箱やぁ〜!」を言わせたいだけのくだり
ご褒美として義昭&顕如が持ってきた宝箱を宗久様が開けたとき、「宝石がい〜っぱい!」っていうセリフを間違えて「宝石箱…っあ間違えたごめんなさい〜💦」になっちゃったお橋ちゃん最高でした😂
その後の
義昭「まるで…?これはまるで、何??(宝石箱やぁ〜待ち)」
宗久「まるで何と言われましても…先にお橋に言われてしまったのでもう言えませんね〜…」
のくだりはその日イチの大爆笑でした👏
◾︎物語の一番最後、すれ違いざまに目を合わせずにハイタッチをする織田信長と明智光秀
↓
無言で、ただハイタッチをして、すれ違ったあとで静かに口角を上げて笑う
↓
オタクが大好きなやつじゃん!!!!